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コロナウイルスを境に変わった採用基準

コロナウイルスを境に変わった採用基準

「コロナウイルスと採用基準の変化」と聞くと何が思い浮かぶでしょうか。
景気の先行きが不透明だから各社が採用基準を上げて採用を絞っているという話かなとか、離職者の増加で有望な人材が転職市場に増えているのかなとか、いろいろなご想像をいただいたかもしれません。

実は当社では数年前からサービス業や小売業に従事する若手人材のキャリアチェンジを支援する転職サービスを運営しています。
今回は、このサービスの運営状況を見ていて、コロナウイルス流行を境に感じた、若手人材の採用市場の変化をお伝えしたいと思います。

未経験からのキャリアチェンジは難しい

当社が4年前から運営する転職支援サービス『Another』
飲食店や小売店などに勤務している人材のオフィスワーク職への転職を支援するサービスです。
特に20代の若手をターゲットにしています。

サービスを開始してからは、登録希望者は多いが、受け入れ企業様が見つからないという状況が続いていました。
社会人経験がほとんどない上に、事務仕事への適性も不明瞭な人材の中途採用は、企業様から敬遠されていたのです。
もし事務職の求人に、前職が飲食業で事務未経験の人材が応募してきたところをご想像いただくと、接客業や販売職からのデスクワークへの転向が簡単ではないのはご理解いただけるのではないでしょうか。

新人 採用 教育特に景気が良い時期は、企業様内の業務量も多いためすぐに仕事ができる人材を入れたい、新人教育の余裕はないというような状況でした。そのため当社のサービスで20代の若手を低コストで紹介できると伝えても、若い人は欲しいが、それよりも経験者を採用したいと希望されることが多くありました。経験者の採用は、母集団形成や最初のスクリーニングが大事なため、大手求人サイトなどの広告媒体を利用したり、人材紹介エージェントを利用したりが中心となっていました。

そこにコロナウイルスの流行後、明らかな変化があらわれたのです。

コロナウイルス流行後、若手の採用基準が下がった?

感染症対策が進み、経済活動が再開する中で、コロナウイルスによる打撃を受けたサービス業従事者が、先行きの不透明感からサービス業からの転職を考えるのではないかと想像していました。

採用 人材 環境の変化最初にご紹介した当社サービスのAnotherは、まさにそういった人材向けのものなのですが、コロナウイルス流行以前は日に4〜5件あったサービス利用希望の面談が大きく減少しました。
利用登録の申込み自体はあるものの、面談を設定しようとすると、事務職で就職が決まったため不要となる事例が多発したのです。
正直なお話をすると、すぐに採用が決まるほど魅力的な人材だろうか、と疑問に思ってしまう例も少なくありませんでした。

以前であれば採用されなかったような人材が採用されている背景には、何があるのでしょうか。
私は大きく2つの理由があるのではないかと考えています。

1つは直接採用・直接応募できるオンラインツールが広がったこと。
もう1つは、今を若手のとりどきと判断している中小企業様が増えてきていること。

そして、コロナウイルスの流行によってオンラインツールの活用が大きく広がったことが、これらに拍車をかけているのではないかと思っています。

直接採用・直接応募が変えたもの
社内の若返りと未経験者の社内育成

リクルートグループのindeedやエン・ジャパン社のengageのような、企業様が無料や低コストで求人を掲載できるツールが広がり、自社ウェブサイトの採用情報ページ以外に、企業様自身が簡単に求人情報を出せるようになりました。
それは同時に、人材紹介エージェントなどを介さずとも、求職者自身がスマートフォンひとつで簡単に求人を探せるようになったということでもあります。

コロナ マスク 転職活動その結果、以前であれば応募がなかったような層から企業様に直接応募があるようになったのです。
もちろん新卒やハイキャリア層、大手企業様、地方ではまた状況も違うと思いますが、都心部の中小企業様では直接応募による採用が盛んになってきているのではないでしょうか。

そしてそういった企業様では、このタイミングで社内の若返りを図ろうと、採用条件を下げてでも若手人材の確保を進めているのだと思います。
規模の大小を問わず、多くの企業様で若手人材の確保に苦労しているという話題は本当によく耳にしていました。
スキルのある若手獲得という少ないチャンスをただ待つよりも、低コストでスキルのない若手を採用し、自社内で育成するという方針に舵を切っているのかもしれません。

そうなると、求職者は自分で就職先を見つけられるので、当社のようなサービスを使う必要性が下がり、相談自体も減少しているのでしょう。数年後そういった人材が定着するのか、経験を積んで別の会社に転職しないのか、という別の問題もあるとは思いますが、今、若手人材の採用は新しい局面を迎えていると言えるのではないかと思います。

from フミちゃん

フミちゃん プロフィール
西田GMゼネラルマネージャーの西田二三代です。業界30年以上の知見から、企業の人事担当者様に離職率の低減、面接の印象を良くするなどの役立つ情報をブログという形でお伝えします。

・1000社以上の企業にスタッフを紹介
・人材業界で30年以上のキャリア
・マネージャーとして事業部を統括
・面接したスタッフは延べ10,000人以上
・年齢:30歳プラス少々

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