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オフィスコンシェルジェのひとりごと

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画面越しでは高評価なのに…リアル面接で逃げられる原因は職場環境にあり!?

画面越しでは高評価なのに…リアル面接で逃げられる原因は職場環境にあり!?

候補者は「会社の実物」を見に来ています。
リアル面接で候補者の温度感が下がる理由は、給与や条件だけではありません。オンライン面接では好印象だったのに、来社後に辞退される場合、候補者は「聞いた話」と「見た現場」の差を感じ取っている可能性があります。
特にWEB制作会社は、自社サイト、採用ページ、オンライン面接の見せ方が上手です。画面越しの背景、資料、言葉選び、デザインが整っているほど、候補者の中では「きっとオフィスも洗練されているはず」という期待が高まります。
ところが、実際に訪問した場所で、入口に段ボールが積まれている、会議室が物置のようになっている、床に配線が見えている、照明が暗い、椅子が古い。このような光景に触れると、候補者は無意識に不安を覚えます。
これは単なる美観の問題ではありません。候補者は、入口から面接室まで歩く数十秒の間に、「ここで毎日働く自分」を想像しています。空気の重さ、音の大きさ、机の間隔、社員の表情。こうした感覚が、入社後の働きやすさを判断する材料になります。

放置、応急処置、見直しで結果は変わります

あなたの会社が取れる選択肢は、大きく3つあります。
1つ目は、今のオフィスのまま採用活動を続けることです。費用はかかりません。業務も止まりません。ただし、候補者が来社するたびに同じ違和感を与え続ける恐れがあります。採用ページを改善しても、最後の面接で印象が崩れるなら、広告費や面接時間の効果は薄くなります。
2つ目は、掃除や配置換えで印象を整えることです。これはすぐに取り組めます。入口、通路、面接室、トイレ、共有スペースを整えるだけでも、候補者の安心感は変わります。ただ、社員数が10名を超えて組織を拡大する段階では、片づけだけでは対応できない問題も出てきます。会議室が足りない、席が狭い、収納が不足する。こうした不便は、日々の働きにくさとして候補者にも伝わります。
3つ目は、オフィスを「作業場」ではなく「会社の考え方を伝える場所」として見直すことです。集中しやすい席、相談しやすい距離、来客を迎える清潔な空間、社員が一息つける場所。こうした設計は、見た目のためだけではありません。会社が人をどう扱っているかを伝えるメッセージになります。

候補者は矛盾に敏感です

多くの会社が見落としやすいのは、候補者がオフィスを「評価対象」として見ている点です。面接官は話の内容に集中していますが、候補者は話を聞きながら周囲も見ています。
原因は、転職という判断が候補者にとって大きなリスクだからです。求人票には良い条件が書かれています。採用ページには魅力的な言葉が並びます。だからこそ、リアルな場所に来たとき、候補者は「本当にこの会社を信じてよいか」を確認します。
背景には、入社後に後悔したくない心理があります。特にデザイナーやエンジニアのように集中力と発想力を使う職種は、働く環境を重視します。椅子に座ったときの感覚、画面を見続ける照明、相談のしやすさ、周囲の音。こうした要素は、仕事の質に直結すると感じられやすいからです。
人間の行動パターンとして、人は期待を下回る体験を強く覚えます。画面越しでは洗練されていたのに、実際のオフィスが雑然としている。この差が大きいほど、候補者の中に小さな不信感が残ります。
ここだけは強く認識してください。【1人の辞退は、1人を失うだけではなく、次の採用費、再面接の時間、現場社員の疲弊まで連れてきます】。

リアル面接で逃げられる会社は、オフィスが足を引っ張っている?

リアル面接で辞退される理由は、面接官の話し方や給与条件だけではありません。オンライン上で作られた高評価に、実際のオフィス環境が追いついていないことが大きな要因になります。
10名規模までは、代表の熱量や社員同士の距離感で候補者を惹きつけられる場面があります。けれど、組織を拡大していく段階では、候補者は「この会社は成長に合わせて環境を整えているか」を見ます。
つまり、採用活動で成果を出すには、求人票や採用ページだけでなく、候補者が実際に歩く場所まで整える必要があります。豪華な内装である必要はありません。大切なのは、会社の言葉と空間が一致していることです。
「社員を大切にする」と伝えるなら、社員が働く場所にも配慮が見えること。「クリエイティブな仕事をしている」と伝えるなら、発想を妨げない環境があること。この一致が、候補者の安心感につながります。

オフィスは会社の本音を映します

なぜオフィスが採用に影響するのか。理由は3段階で考えると分かりやすくなります。
原因は、候補者が入社後の日常を想像するからです。面接室に入り、椅子に座り、社員の声を聞く。その瞬間、候補者は「ここで朝から夕方まで働けるか」を体で判断しています。面接の言葉より、場所から受ける印象のほうが強く残ることもあります。
背景には、中小企業の情報量の少なさがあります。大企業と比べて、口コミや社内情報が少ない会社では、候補者は限られた手がかりから判断します。オフィスは、その中でも分かりやすい判断材料です。清潔感、整理整頓、動線、照明、音。どれも会社の日常を映します。
人間の行動パターンとして、人は矛盾を嫌います。採用ページでは「自由で柔軟な働き方」と書かれているのに、実際の席が窮屈で、会議室も足りない。面接で「成長中の会社」と言われたのに、荷物があふれ、場当たり的に使われている。このズレが、辞退の引き金になります。
コウシンのように不動産の視点から事業所づくりを考える場合、物件そのものだけでなく、採用、来客対応、社員の働きやすさまで含めて検討できます。総務担当者にとって重要なのは、「家賃が安いか」だけでなく、「会社の成長に合う場所か」という視点です。

総務担当者が確認しておきたい5箇所

最初に確認すべき場所は、入口です。候補者が最初に見る場所なので、第一印象を決めます。古い掲示物、不要な荷物、乱れた傘立てがないかを見てください。入口に立ったとき、目に入るものが会社の印象になります。
次に面接室です。机の傷、椅子のぐらつき、照明の暗さ、空調の音は、候補者に意外と見られています。面接官が慣れている部屋ほど、外部の人には違和感として映ることがあります。座ったときに落ち着いて話せるかを、自分で試してみることが有効です。
3つ目は通路です。通路は移動するだけの場所ではありません。候補者が社員の働く様子を感じる場所です。床の配線、積まれた備品、すれ違いにくい幅があると、「余裕がなさそう」という印象につながります。
4つ目は執務スペースの見え方です。すべてを見せる必要はありません。ただ、見える範囲に書類が散乱していたり、顧客情報らしきものが置かれていたりすると、管理体制への不安になります。採用面接の日だけでも、候補者の視線に入る範囲を整えるべきです。
5つ目はトイレや共有スペースです。細かい場所ほど、会社の日常が出ます。備品が切れていないか、匂いが気にならないか、清潔感があるか。こうした点は、社員への配慮を測る材料になります。
確認後は、改善項目を3つに分けます。すぐ片づけるもの、1か月以内に直すもの、移転や増床を含めて検討するものです。会議室不足、席の狭さ、収納不足が常態化しているなら、今の場所で無理に詰め込むより、事業成長に合うオフィスを検討する段階です。

FAQ:よくある質問
Q1. オフィスを整えれば、内定辞退はなくなりますか?
なくなるとは言い切れません。内定辞退には、給与、仕事内容、他社選考、家庭事情など複数の理由があります。ただし、オフィス環境は会社側で改善できる要素です。候補者に余計な不安を与えないための対策として、優先順位は高いといえます。

Q2. 予算が少ない場合、何から始めればよいですか?
入口、面接室、通路の3点から始めてください。候補者が必ず通る場所だからです。高価な家具を入れる必要はありません。不要物を減らす、照明を整える、椅子を点検する、資料を見えない場所にしまう。これだけでも印象は変わります。

Q3. 移転や増床を考える目安はありますか?

採用面接のたびに会議室を探す、社員の席が詰まっている、収納が足りず通路に物が出ている。この状態が続いているなら、見直しのサインです。10名を超えて人を増やすなら、席数だけでなく、会議、休憩、来客、集中作業の場所を分けて考える必要があります。

Q4. 総務担当者だけで判断してよいですか?
総務だけで抱え込む必要はありません。経営者、採用担当者、現場責任者の意見を集めると判断しやすくなります。総務は、候補者から見える場所、社員が不便を感じている場所、経営として投資すべき場所を整理する役割を担うと、社内提案が通りやすくなります。

まとめ:採用ページを磨くなら、候補者が歩く場所も磨く

画面越しでは高評価なのに、リアル面接で逃げられる。その背景には、オンライン上の洗練された印象と、実際のオフィス環境とのギャップがあります。
候補者は、会社説明だけを聞いているわけではありません。入口に立ち、通路を歩き、面接室の椅子に座り、社員の声を聞きながら、入社後の自分を想像しています。その体験が期待を下回ると、条件が悪くなくても辞退につながることがあります。
組織の拡大時に直面する「10名の壁」を越えられるなら、オフィスは単なる作業場ではなく、会社の価値観を伝える採用資産として考える必要があります。
コウシンでは物件や移転だけでなく、働く場所を事業成長の視点で考えるあなたの相談役になります。次の採用で同じ辞退を繰り返さないために、求人票や採用ページと同じ熱量で、候補者が実際に見る場所を整える方法や提案もいたしますので、お気軽にご相談ください。

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